“神々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうごう75.4%
かう/″\6.9%
かみがみ6.2%
かうがう2.3%
かみ/″\2.3%
かみ/\1.5%
かう/\1.5%
こう/″\1.5%
カウヾヽ1.5%
カウガウ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この不具ふぐになったをごらんください。そして、いまでも、おもしますが、そのときのくも姿すがたがいかに神々こうごうしくて、ひかっていたか。
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「兎も角、此上はお幽に口を割らせる外は無いが、あの娘は滅法綺麗な癖に、神々かう/″\しいほど取澄してるから、俺やお前ぢや手に負へまい」
もっとくわしくいうと、男女なんによ両柱ふたはしら神々かみがみがそれぞれ御分霊ごぶんれいし、その二つが結合けつごうして、ここに一つの独立どくりつした身魂みたまつくられたのでございます。
おつなは二十一歳で美人であつた、富之助はおつなのことを姉ながら神々かうがうしい女だと思つて居た。
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その時この白い女人柱カリヤチイドの張切つたの上に、神々かみ/″\の涙がちて、突き刺された怪獸シメエル痍口きずぐちから、血のれるのがみえる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
それで神々かみ/\うち別段べつだん異樣いやうさうをしたものはない。猿田彦命さるたひこのみことはなたかいとか、天鈿目命あまのうづめのみことかほがをかしかつたといふくらゐのものである。また化物思想ばけものしさう具體的ぐたいてきあらはしたあまおほくはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
今市より北折して會津へ至る道も、神々かう/\しさは餘程缺けるが同じく杉並木が暫くは續く。田舍ゐなかびて好い路で、菅笠かぶつた人でも通りさうな氣がする。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
岡村君にこう云われて、私は水音を便りに荊棘けいきょくの間を分けて泉の縁へ降りて行きました。私は岸辺に彳んで向う側を見渡した時、其処に名状し難い神々こう/″\しさの、美女の立像を認めました。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その飛鳥の宮の日のみ子さまに仕へた、と言ふお方は、昔の罪びとらしいに、其が又何とした訣で、姫の前に立ち現れては、神々カウヾヽしく見えるであらうぞ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その飛鳥の宮の日のみ子さまに仕へた、と言ふお方は、昔の罪びとらしいに、其が又何としたワケで、姫の前に立ち現れては、神々カウガウしく見えるであらうぞ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)