“猿田彦命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるたひこのみこと60.0%
さるだひこのみこと40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道祖神そのものは、猿田彦命さるたひこのみことだということだが、猿田彦命ならば、それは神代史に儼存の人であるに相違ない。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それで神々かみ/\うち別段べつだん異樣いやうさうをしたものはない。猿田彦命さるたひこのみことはなたかいとか、天鈿目命あまのうづめのみことかほがをかしかつたといふくらゐのものである。また化物思想ばけものしさう具體的ぐたいてきあらはしたあまおほくはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かみがかりのように熱して笛を吹いていた舞台の上の伊兵衛が、きゃッと悲鳴を上げて仆れたかと思うと、そこにほこを持って舞っていた猿田彦命さるだひこのみこともお囃子はやし鼓師かわしや笛吹きもみな総立ちに乱れ立って
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山王樣さんわうさまのおわたりの、猿田彦命さるだひこのみことめんおぼえたのである。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)