“さるたひこのみこと”の漢字の書き方と例文
語句割合
猿田彦命100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道祖神そのものは、猿田彦命さるたひこのみことだということだが、猿田彦命ならば、それは神代史に儼存の人であるに相違ない。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それで神々かみ/\うち別段べつだん異樣いやうさうをしたものはない。猿田彦命さるたひこのみことはなたかいとか、天鈿目命あまのうづめのみことかほがをかしかつたといふくらゐのものである。また化物思想ばけものしさう具體的ぐたいてきあらはしたあまおほくはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
我我日本人の二千年来君に忠に親に孝だったと思うのは猿田彦命さるたひこのみこともコスメ・ティックをつけていたと思うのと同じことである。もうそろそろありのままの歴史的事実に徹して見ようではないか?
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)