“猿田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるた50.0%
さるだ25.0%
やえんだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれここに天の宇受賣の命に詔りたまはく、「この御前に立ちて仕へまつれる猿田さるた毘古の大神は、もはら顯し申せるいまし送りまつれ。またその神の御名は、いまし負ひて仕へまつれ」
かれ問ひたまふ時に、答へ白さく、「僕は國つ神、名は猿田さるだ毘古の神なり。出で居る所以ゆゑは、天つ神の御子天降りますと聞きしかば、御前みさきに仕へまつらむとして、まゐ向ひさもらふ」
八右衞門が御膳ごぜんを食べて居りますと、足利に猿田やえんだという処があって、其処そこ早川藤助はやかわとうすけという出船宿でふねやどがあります。丁度其の主人が居合せまして、思い掛けないから八右衞門の傍へやって参りまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)