“出船宿”の読み方と例文
読み方割合
でふねやど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっと積荷つみにが多いゆえ、はかきませんから、井生森は船中で一泊して、翌日はさかいから栗橋くりはし古河こがへ着いたのは昼の十二時頃で、古河の船渡ふなとへ荷をげて、其処そこ井上いのうえと申す出船宿でふねやど
角「仕方がねえ、ほかどこもねえから深川の出船宿でふねやどへでもくべい」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
八右衞門が御膳ごぜんを食べて居りますと、足利に猿田やえんだという処があって、其処そこ早川藤助はやかわとうすけという出船宿でふねやどがあります。丁度其の主人が居合せまして、思い掛けないから八右衞門の傍へやって参りまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)