“こうごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神々74.8%
香盒4.7%
神神3.7%
香合3.7%
苟合2.8%
上々0.9%
交合0.9%
光々0.9%
咬噛0.9%
媾合0.9%
(他:6)5.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくいってフランシスはすっと立上った。そして今までとは打って変って神々こうごうしい威厳でクララを圧しながら言葉を続けた。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そしてその見えない天の川の水をわたってひとりの神々こうごうしい白いきものの人が手をのばしてこっちへ来るのを二人は見ました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
千鳥棚のうえから、香盒こうごうに似たうつわへ、つばのついている陶器口とうきぐち煙管きせるをのせ、
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また茶器を買入るるものあり(銘は知らず)、茶盒ちゃごう千五百両、南蛮縄簾なわすだれ水指みずさし三百両、祥瑞しょうずい香盒こうごう二百両なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
すると、空の上に、なん百となく、すきとおるような神神こうごうしいもののかたちがみえました。
しかし、これは大きな神神こうごうしいお寺のようにおもわれました。
それからその前お茶の手前が上がったとおっしゃって、下すったあの仁清にんせい香合こうごうなんぞは、石へつけてこわしてしまうからいいわ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
堆朱ついしゅの盆香合こうごうなどそのほりの間の塵を取るには如何にすべきや。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
国軍の本務は国防に在るか奈辺なへんに在るか、政治は国民の総意にるべきか一部少数の〔暴〕力に依るべきかは、厳として対立する見解にして、その間何等の妥協苟合こうごうを許されない。
二・二六事件に就て (新字新仮名) / 河合栄治郎(著)
名誉や金銭に縛られて心にもない妥協をしたり苟合こうごうしたり、腐敗したり、堕落したりして、純真な恋を踏みにじったり、引歪ひきゆがめたり、売物買物にしたりする紳士淑女たちの所謂いわゆる、社交道徳なんていうものとは根柢シキが違うんだ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
清葉は欄干に上々こうごうしい。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
quemoo の原形 quemal の訳は単に「生きる」というよりも「飯を食ったり、酒を飲んだり、交合こうごうを行なったり」する意味です。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
鷺太郎は、その厚い金縁きんぶち眼鏡の輝きを、いつになく光々こうごうしく感じながら、自分の「直感」を証明してくれた畔柳博士を仰ぎ見た。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
そしてこの完全な知的咬噛こうごうと相並んで、娘らしい肉感的快楽があった。
飼養と媾合こうごうと選種の次第で、雑多の別態異種を生ぜしめた。
茂ちゃん、お前は後生というのを知っていますか……人間にしょうを受けたこの世は長くても百年。五十年を定命じょうみょうと致すそうでございます。けれども生命の流れは曠劫こうごうよりきたってみなもとを知ることあたわず、未来際みらいざいに流れてその尽頭じんとうを知ることができないのですよ。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十兵衛これに力を得て、四方あたりを見廻わしながら森厳こうごうしき玄関前にさしかかり、お頼申たのもうすと二三度いえば鼠衣ねずみごろも青黛頭せいたいあたま
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そんな訳で、娘は英吉利カブレしているが、兄と母とは非常なる日本崇拝で、家へ行って見ると、階下の一室に両陛下の御真影を掲げまつり、他の一室にニコライ二世と皇后こうごうの額を掲げていること。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
夕の雲は火の如き夏の暮方、または日ざし麗らかに天める秋の朝なんど、あるいは黒〻と聳え、あるいは白妙に晴れたるを望む景色いと神〻こうごうしくして、さすがに少時しばし塵埃じんあいの舞ふ都の中にあるをすら忘れしむ。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それも演義本にのみよらず、他の諸書をも考合こうごうして、より史実的な「孔明遺事こうめいいじ」ともいうべき逸話や後世の論評などを一束いっそくしておくのも決して無意義ではなかろう。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それが一層輝々こうごうしい眺めとなって、見えるじゃないか!」
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)