“蹂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
60.0%
にじ30.0%
ふみにじ5.0%
ふみ2.5%
もが2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蹂”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本3.4%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ガリラヤ人よ、何ぞ天を仰いで立つや。」吾等は兎角青空ばかり眺めて、足もとに咲くつゆ草をつい知らぬみにじる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
にじられたる薔薇ばらしべより消え難きの遠く立ちて、今に至るまで史をひもとく者をゆかしがらせる。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると美留藻は乱暴にも、突然いきなり馬を紅矢に乗りかけて、逃げる間もなく踏みにじり蹴散らして、大怪我をさせてしまいました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
高縁へ腰をにじって、爪尖下つまさきさがりに草鞋わらじの足を、左の膝へもたせ掛けると、目敏めざとく貴婦人が気を着けて、
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お前の轢殺車の道に横わるもの一切、農村はふみにじられ、都市は破壊され、山野は裸にむしられ、あらゆる赤ん坊はその下敷きとなって、血を噴き出す。
牢獄の半日 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
雑木や根曲り笹の茂った小高い所を越して、背のひくい笹原をふみにじりながら狭い山稜を東に行くと、わずかな窪地に水の溜っている草原に出た。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
それでも有繋さすがもりはあたりを威壓ゐあつしてよるになるとこと聳然すつくりとしてちひさなおしないへべたへふみつけられたやうにえた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
間もなく——一人ふたりと女髪兼安を喰らって白い花を赤く染めて断末魔のもがきに草の根を掴む者、痛手を押さえて退しりぞき、花のあいだに胡坐あぐらを組む者。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)