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ふみにじ
ふりがな文庫
“ふみにじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
蹂躙
54.1%
踏躙
16.2%
蹂躪
10.8%
踏躪
8.1%
踏蹂
5.4%
蹂
5.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蹂躙
(逆引き)
深雪は、こう云うと共に、
眩暈
(
めまい
)
したような気持になった。自分の言葉で、自分を泥の中へ、
蹂躙
(
ふみにじ
)
ったように感じた。涙が出てきた。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
ふみにじ(蹂躙)の例文をもっと
(20作品)
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踏躙
(逆引き)
風早學士は、何時の間にか其の雪の薄ツすりと消殘ツてゐる
箇所
(
ところ
)
まで來て了ツた。
管
(
かま
)
はず踏込むで、
踏躙
(
ふみにじ
)
ると、ザクザク
寂
(
しづか
)
な音がする……彼は、ふと其の音に耳を澄まして傾聽した。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
ふみにじ(踏躙)の例文をもっと
(6作品)
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蹂躪
(逆引き)
水らしい水とも思わぬこの
細流
(
せせらぎ
)
の
威力
(
ちから
)
を見よと、流れ廻り、
駈
(
か
)
け
繞
(
めぐ
)
って、
黒白
(
あやめ
)
も
分
(
わか
)
ぬ真の
闇夜
(
やみよ
)
を
縦
(
ほしいまま
)
に
蹂躪
(
ふみにじ
)
る。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ふみにじ(蹂躪)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
踏躪
(逆引き)
葬儀でもした後と見え、祭壇をこしらえた一段高いところに
作付
(
つくりつ
)
けの燭台に蝋燭が燃え残り、床の上には棺に供えた
団子
(
トワンツー
)
や供養の
金箔紙
(
ターキン
)
、
白蓮花
(
びゃくれんげ
)
の仏花などが落ち散って無残に
踏躪
(
ふみにじ
)
られている。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ふみにじ(踏躪)の例文をもっと
(3作品)
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踏蹂
(逆引き)
上頤下頤
(
うわあごしたあご
)
へ
拳
(
こぶし
)
を
引掛
(
ひっか
)
け、透通る歯と
紅
(
べに
)
さいた唇を、めりめりと引裂く、
売女
(
ばいた
)
。(足を挙げて、枯草を
踏蹂
(
ふみにじ
)
る。)
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ふみにじ(踏蹂)の例文をもっと
(2作品)
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蹂
(逆引き)
三、四十間行くと果して道は失せている。雑木や根曲り笹の茂った小高い所を越して、背の
矮
(
ひく
)
い笹原を
蹂
(
ふみにじ
)
りながら狭い山稜を東に行くと、
些
(
わず
)
かな窪地に水の溜っている草原に出た。
所謂
(
いわゆる
)
餓鬼の田だ。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
ふみにじ(蹂)の例文をもっと
(2作品)
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