“ふみつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏付25.0%
蹂躙25.0%
蹂躪25.0%
蹈附25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偖は人にてもきられて居たるやと見ればには飛石とびいしにも草履ざうりにて血を踏付ふみつけたる跡ありけるによつて草履を返し見れば血の付て居ざるにそさて不思議ふしぎなることなりとて血をあらおとさんと夫婦水をくみきて庭石にはいし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お政だけは笑ひもせず物も言はなかつた。私は小児心にも、何だか自分の威厳を蹂躙ふみつけられる様な気がして、不快で不快でたまらなかつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
而して斯かる全能者の眼より見て今世に於て貧しき者は却て福なる者である、柔和なる者(蹂躪ふみつけらるる者の意)は却て地の所有者となる、神を見るの特権あり、清き者は此特権に与かるを得云々
……なんぢゃ? 下司奴げすやっこめが、道外假面だうけめんおもてかくして、この祝典しゅくてん蹈附ふみつけにしようとは不埓ふらちぢゃ! カピューレットの正統しゃうとうたる權利けんりもって、彼奴きゃつめをば打殺ぶちころしても、おれ罪惡ざいあくとはおもはぬわい。