蹂躙ふみつけ)” の例文
お政だけは笑ひもせず物も言はなかつた。私は小児心にも、何だか自分の威厳を蹂躙ふみつけられる様な気がして、不快で不快でたまらなかつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)