“蹂躙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅうりん77.0%
ふみにじ10.7%
じうりん10.2%
にじ1.1%
じふりん0.5%
ふみつけ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は土足をもって蹂躙じゅうりんしたるキリシタンの十字架も、今はキリスト教としてそのもとに拝跪はいきするものさえあるに至れり。試みに思え。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
見よ、心なき消火夫か泥草鞋もて蹂躙ふみにじりつゝ行く方三尺の淡彩図を。嗚呼、是れシラギントワイトの『西蔵探険記』の挿図に非ず哉。
強者は道徳を蹂躙じうりんするであらう。弱者は又道徳に愛撫されるであらう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
對う河岸は宗右衞門町で、何をする家か、灯がゆら/\と動いて、それが、螢を踏み蹂躙にじつた時のやうに、キラ/\と河水に映つた。初秋の夜風は冷々として、河には漣が立つてゐた。
鱧の皮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
蹂躙じふりんして、まるで化學者が藥品を分析するか、動物學者が蟲けらでもいぢくるやうな眞似をするのですから。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
お政だけは笑ひもせず物も言はなかつた。私は小児心にも、何だか自分の威厳を蹂躙ふみつけられる様な気がして、不快で不快でたまらなかつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)