“拝跪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいき96.0%
はみ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は土足をもって蹂躙じゅうりんしたるキリシタンの十字架も、今はキリスト教としてそのもとに拝跪はいきするものさえあるに至れり。試みに思え。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼らは、不死人の前では、拝跪はいきするばかり、卑屈だった。みな砂金の分け前にあずかっている者共であることをいわずして自白していた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ホラ、お前のとこのお雪さんが先頃拝跪はみに来て、当分仕送りは出来ないッて断ったもんだから、俺の方でどうにかしてやらなくちゃ成らない……しかし、お前も御苦労だった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)