“跪拝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きはい93.3%
ひざまず6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文字通りに「偶像」を跪拝きはいする心理についてである。しかしそれも、庶物崇拝フェティシズムの高い階段としての偶像崇拝全般にわたってではない。
偶像崇拝の心理 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あなた方の前に跪拝きはいすること——これは全くの畜生でない限り、各人の義務です! だからぼく跪拝しました……や、もうあなた方の下宿です。
膳夫は振り向くと、火のついた鹿の骨を握ったまま真菰まこもの上に跪拝ひざまずいた。卑弥呼は後の若者を指差して膳夫にいった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「王よ。」使部は跪拝ひざまずいた膝の上へ訶和郎かわろを乗せていった。「われは女の言葉に従って若い死体を伴のうた。」
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)