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庭石
ふりがな文庫
“庭石”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にはいし
55.6%
にわいし
44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にはいし
(逆引き)
広々
(
ひろ/″\
)
した
構
(
かま
)
への外には大きな
庭石
(
にはいし
)
を
据並
(
すゑなら
)
べた
植木屋
(
うゑきや
)
もあれば、いかにも
田舎
(
ゐなか
)
らしい
茅葺
(
かやぶき
)
の
人家
(
じんか
)
のまばらに立ちつゞいてゐる
処
(
ところ
)
もある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
居
(
ゐ
)
て
見
(
み
)
、
首筋
(
くびすぢ
)
が
薄
(
うす
)
かつたと
猶
(
なほ
)
ぞいひける、
單衣
(
ひとへ
)
は
水色友仙
(
みづいろゆうぜん
)
の
凉
(
すゞ
)
しげに、
白茶金
(
しらちやきん
)
らんの
丸帶
(
まるおび
)
少
(
すこ
)
し
幅
(
はゞ
)
の
狹
(
せま
)
いを
結
(
むす
)
ばせて、
庭石
(
にはいし
)
に
下駄
(
げだ
)
直
(
なほ
)
すまで
時
(
とき
)
は
移
(
うつ
)
りぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
庭石(にはいし)の例文をもっと
(5作品)
見る
にわいし
(逆引き)
庭
(
にわ
)
で
遊
(
あそ
)
んでいると、大きな
庭石
(
にわいし
)
の上に
登
(
のぼ
)
って
喜
(
よろこ
)
んでいますし、
室
(
へや
)
の中にいると、
机
(
つくえ
)
や
卓子
(
テイブル
)
の上に
座
(
すわ
)
りこんでいます。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
ごんごろ
鐘
(
がね
)
をおろすのは、
庭師
(
にわし
)
の
安
(
やす
)
さんが、
大
(
おお
)
きい
庭石
(
にわいし
)
を
動
(
うご
)
かすときに
使
(
つか
)
う
丸太
(
まるた
)
や
滑車
(
せみ
)
を
使
(
つか
)
ってやった。
若
(
わか
)
い
人達
(
ひとたち
)
が
手伝
(
てつだ
)
った。
馴
(
な
)
れないことだからだいぶん
時間
(
じかん
)
がかかった。
ごんごろ鐘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
庭石(にわいし)の例文をもっと
(4作品)
見る
“庭石”の解説
庭石(にわいし・ていせき)とは、日本庭園において、その構成要素となっている石。
日本庭園の構成要素には、地形や地割、石の景、水の景、植物の景、その他の構造物や建造物があるが、その中でも地形と石の景は日本庭園の骨格となる要素とされている。日本庭園の素材のうち、植栽などは変化する素材なのに対し、石は不変で作庭者の意図をよく伝える素材といわれている。この庭石の材質・配置で庭園の表情が決まると言うほどで、日本ではさまざまな技法が生まれた。
(出典:Wikipedia)
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“庭石”で始まる語句
庭石菖
検索の候補
庭石菖
石庭
石内庭
石上豊庭
“庭石”のふりがなが多い著者
高山毅
大下宇陀児
作者不詳
樋口一葉
石川啄木
新美南吉
永井荷風
豊島与志雄