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踏躙
ふりがな文庫
“踏躙”の読み方と例文
読み方
割合
ふみにじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふみにじ
(逆引き)
踏躙
(
ふみにじ
)
る
気勢
(
けはい
)
がすると、袖の
縺
(
もつれ
)
、
衣紋
(
えもん
)
の乱れ、波に
揺
(
ゆら
)
るゝかと震ふにつれて、
霰
(
あられ
)
の如く火花に
肖
(
に
)
て、から/\と飛ぶは、
可傷
(
いたむべし
)
、
引敷
(
ひっし
)
かれ
居
(
い
)
る
棘
(
とげ
)
を落ちて、
血汐
(
ちしお
)
のしぶく荊の実。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
風早學士は、何時の間にか其の雪の薄ツすりと消殘ツてゐる
箇所
(
ところ
)
まで來て了ツた。
管
(
かま
)
はず踏込むで、
踏躙
(
ふみにじ
)
ると、ザクザク
寂
(
しづか
)
な音がする……彼は、ふと其の音に耳を澄まして傾聽した。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
むざんに
踏躙
(
ふみにじ
)
られた期待を胸にしながら、致し方なく河原に下りて、とある空家の軒場にビバークの用意をした。暗い。この世のものとは思われぬほど真っ暗な夜である。妙に滅入ってしまった。
春の遠山入り:(易老岳から悪沢岳への縦走)
(新字新仮名)
/
松濤明
(著)
踏躙(ふみにじ)の例文をもっと
(6作品)
見る
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
躙
漢検1級
部首:⾜
23画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏台
踏留
踏石
踏掛
“踏躙”のふりがなが多い著者
巌谷小波
尾崎紅葉
三島霜川
松濤明
泉鏡花
宮本百合子