“踏切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみきり64.3%
ふみき28.6%
ふんぎ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東海道線とうかいだうせんやませんがつして鐵道線路てつだうせんろ右手みぎて臺地だいちがそれで、大井おほゐ踏切ふみきりからけば、鐵道官舍てつだうくわんしやうらから畑中はたなかるのである。
しかし汽車きしやはその時分じぶんには、もう安安やすやす隧道トンネルすべりぬけて、枯草かれくさやまやまとのあひだはさまれた、あるまづしいまちはづれの踏切ふみきりにとほりかかつてゐた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで、結局、行くべきものか、帰るべきものか、白雲ほどの男が、彽徊ていかい顧望して、全く踏切ふんぎりがつかない始末です。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)