“ふみきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏切90.0%
蹈切10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほんの蝋燭おてらしだ、旦那だんな。」さて、もつと難場なんばとしたのは、山下やました踏切ふみきりところが、一坂ひとさかすべらうとするいきほひを、わざ線路せんろはゞめて、ゆつくりと強請ねだりかゝる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それでただ氣が悶々して、何等の踏切ふみきりが付かぬ。そして斷えず何か不安におそはれて、自分でも苦しみ、他からはしぼむだ花のやうに見られてゐるのであツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
老人らうじんつく/″\みて、のまゝでは、よううも、あの蹈切ふみきり越切こしきれなんだ。——
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)