“踏込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみこ52.6%
ふんご28.9%
ふみこみ7.9%
ふみこん2.6%
ふみこむ2.6%
ふんごみ2.6%
ふんごん2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ズボリと踏込ふみこんだ一息ひといきあひだは、つめた骨髓こつずゐてつするのですが、いきほひよく歩行あるいてるうちにはあたゝかります、ほか/\するくらゐです。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
剣術つかいの屋敷へ踏込ふんごみ三四人の人殺しが出来る仕事かえ、さアいよ/\申上げねえか、旦那に申上げて少し叩いて見ようか
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と白状を致しましたから直に京橋鍛冶町の小間物屋孫兵衞方へ踏込ふみこみ娘お筆が縄に掛って引かれたはなんとも云えぬ災難でございます。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しやれ某し是より直樣油屋へ踏込ふみこんで久兵衞とか云ふ奴を引捕ひつとらへて聞糺きゝたゞくれんとおびしめなほして立上りたり後藤は元來ぐわんらい仁心じんしんふか正直しやうじき正路しやうろの人なれば斯の如き事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
蹴飛すやら打つうたれつつかあひはては四邊もしんやみ上を下へとかへしけり斯るさわぎを見濟して捕手の役人聲々に上意々々と踏込ふみこむにぞ惡者わるもの共は是を聞コリヤたまらぬと一目驂もくさんやみを幸ひはう々に後を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
モニカは襦袢と踏込ふんごみだけの軽装けいそうになって甲板へ降り、吉之丞が行くのを待っていた。吉之丞はモニカのそばへ行って
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
まわればまわられるものを、恐しさに度を失って、刺々とげとげの枝の中へ片足踏込ふんごんあせって藻掻もがいているところを、ヤッと一撃ひとうちに銃を叩落して、やたらづきに銃劔をグサと突刺つッさすと