“きら/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
晃々62.5%
閃々12.5%
煌々12.5%
燦然6.3%
輝々6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部屋へや欄干らんかんたまかとおも晃々きら/\かゞやきまして、あやしいお星樣ほしさまなか投込なげこまれたのかとおもひましたの。仙人せんにんえません。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まばらな鎮守の森をとほして、閃々きら/\する燈火の影が二つ三つ見え出した頃には、月がすでにその美しい姿を高社山の黒い偉大なる姿の上にあらはして居て
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
いま大塚おほつか樹立こだちはうからさつ光線くわうせん射越いこして、つゆ煌々きら/\する路傍ろばうくさへ、ちひさな片足かたあしれて、うへからりてものみちひらいて待構まちかまへると、まへとはちがひ、ゆるう、のさ/\とあらはれたは
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
燦然きら/\々々/\/\ちひさな蝙蝠かうもり
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
上川原野かみかはげんやを一目に見て、旭川の北方に連壘の如く蟠居ばんきよして居る。丘上は一面水晶末の樣な輝々きら/\する白砂、そろそろ青葉のふちを樺に染めかけた大きな檞樹かしはのきの間を縫うて、幾條の路がうねつて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)