トップ
>
煌々
>
きら/\
ふりがな文庫
“
煌々
(
きら/\
)” の例文
月は段々高くなつて、水の如き光は既に夜の空に
名残
(
なごり
)
なく充ち渡つて、地上に置き余つた露は
煌々
(
きら/\
)
とさも美しく
閃
(
きら
)
めいて居る。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
今
(
いま
)
大塚
(
おほつか
)
の
樹立
(
こだち
)
の
方
(
はう
)
から
颯
(
さつ
)
と
光線
(
くわうせん
)
を
射越
(
いこ
)
して、
露
(
つゆ
)
が
煌々
(
きら/\
)
する
路傍
(
ろばう
)
の
草
(
くさ
)
へ、
小
(
ちひ
)
さな
片足
(
かたあし
)
を
入
(
い
)
れて、
上
(
うへ
)
から
下
(
お
)
りて
來
(
く
)
る
者
(
もの
)
の
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
いて
待構
(
まちかま
)
へると、
前
(
まへ
)
とは
違
(
ちが
)
ひ、
歩
(
ほ
)
を
緩
(
ゆる
)
う、のさ/\と
顯
(
あら
)
はれたは
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
煌
漢検1級
部首:⽕
13画
々
3画
“煌”で始まる語句
煌
煌煌
煌火
煌然
煌砂
煌めく城門