“煌々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうこう80.5%
きらきら6.8%
くわうくわう3.4%
くわう/\3.4%
あかあか1.7%
きら/\1.7%
かう/\0.8%
ぴかぴか0.8%
クワウクワウ0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“煌々”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語11.5%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
煌々こうこうたる水銀灯の下、顔子狗の最期の模様は、こうしてきわどいところで、彼女の器械の中に収められたのであった。
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
食卓は煌々こうこうと灯に照らされていて、多計代の手がこまかく動くごとに蒼く紫っぽく焔のような宝石のひらめきが走った。
二つの庭 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ごく小さな金の盒であったが、これにも何か宝石いしちりばめてあると見えて、煌々きらきらと輝いていた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
山気にいくらかぼかされながらも月はいよいよえ返り、月の真下の木曽川の水は一所ひとところ蛇の鱗のように煌々きらきらと銀色に輝いた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
最後にその波と足との上に、煌々くわうくわうたる光があつて、それが風の中の太陽のやうに、まばゆく空中で動いてゐた。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
丸木橋まるきばしの上と下とを真白きもの煌々くわうくわうとして通りけるかも
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
洋燈らんぷひかり煌々くわう/\かゞやいて、何時いつにか、武骨ぶこつなる水兵等すいへいら
点々たる星の空の下にクツキリと四角に浮き出すその家の広間の中は、煌々くわう/\としてどの位明るいのかと想はれる。
客殿に煌々あかあかと燭がともっていた。岐阜城の使者を上座に、母堂や奥方の寧子ねねなどもいて、客をもてなしているのだった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郷社の神前にも、塩があげられた。煌々あかあか神灯みあかしがついた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月は段々高くなつて、水の如き光は既に夜の空に名残なごりなく充ち渡つて、地上に置き余つた露は煌々きら/\とさも美しくきらめいて居る。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
いま大塚おほつか樹立こだちはうからさつ光線くわうせん射越いこして、つゆ煌々きら/\する路傍ろばうくさ
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
十方じつほうかけて煌々かう/\
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
どこへつても垣根かきねうへしゆ御血潮おんちしほ煌々ぴかぴかしてゐる。
灯台も大きなのを、寺から借りて来て、煌々クワウクワウと、油火アブラビが燃えて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)