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球燈
読み方 | 割合 |
きゆうとう | 50.0% |
きゅうとう | 50.0% |
船室の
中央に
吊してある
球燈の
光は
煌々と
輝いて
居るが、どうも
其邊に
何か
魔性でも
居るやうで、
空氣は
頭を
壓へるやうに
重く、
實に
寢苦しかつた。
つゞいて
一點又一點、
都合七隻の
奇怪なる
船は
前檣高く
球燈を
掲げて、
長蛇の
列をなして
現はれて
來た。
奈良は
奠都千百年祭で、町は
球燈、見せ物、人の顔と声とで一ぱいであった。
往年泊った
猿沢池の三景楼に往ったら、主が
変って、名も
新猫館と妙なものに
化けて居る。