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往年
ふりがな文庫
“往年”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おうねん
30.8%
むかし
30.8%
わうねん
15.4%
いんぬるとし
7.7%
さいつとし
7.7%
さきのとし
7.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おうねん
(逆引き)
あきらかに、師時親は、
往年
(
おうねん
)
の弟子正成が、築城に先だって、これへ見えないことを、不満としている
口吻
(
こうふん
)
であった。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
往年(おうねん)の例文をもっと
(4作品)
見る
むかし
(逆引き)
卯平
(
うへい
)
は
村落
(
むら
)
に
歸
(
かへ
)
つてから
往年
(
むかし
)
の
伴侶
(
なかま
)
の
間
(
あひだ
)
へ
再
(
ふたゝ
)
び
加
(
くはゝ
)
つて
念佛衆
(
ねんぶつしゆう
)
の一
人
(
にん
)
になつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
往年(むかし)の例文をもっと
(4作品)
見る
わうねん
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
暫
(
しばら
)
く
好
(
すき
)
な
煙草
(
たばこ
)
に
屈託
(
くつたく
)
して
居
(
ゐ
)
たが
漸
(
やうや
)
く
日
(
ひ
)
が
暖
(
あたゝか
)
く
成
(
な
)
り
掛
(
か
)
けたので、
稀
(
まれ
)
に
生存
(
せいぞん
)
して
居
(
ゐ
)
る
往年
(
わうねん
)
の
朋輩
(
ほうばい
)
や
近所
(
きんじよ
)
への
義理
(
ぎり
)
かた/″\
顏
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
す
積
(
つもり
)
で
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
往年(わうねん)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
いんぬるとし
(逆引き)
往年
(
いんぬるとし
)
、雨上りの朝、ちょうどこの
辺
(
あたり
)
を
通掛
(
とおりかか
)
った時、松の
雫
(
しずく
)
に濡色見せた、
紺青
(
こんじょう
)
の尾を
豊
(
ゆたか
)
に、
樹
(
こ
)
の間の
蒼空
(
あおぞら
)
を
潜
(
くぐ
)
り潜り、
鵲
(
かささぎ
)
が急ぎもせず、翼で
真白
(
まっしろ
)
な雲を泳いで、すいと
伸
(
の
)
し、すいと伸して
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
往年(いんぬるとし)の例文をもっと
(1作品)
見る
さいつとし
(逆引き)
往年
(
さいつとし
)
宮は
田鶴見
(
たずみ
)
の邸内に彼を見しより、いとど忍びかねたる胸の内の訴へん
方
(
かた
)
もあらぬ切なさに、
唯心寛
(
ただこころゆかし
)
の
仮初
(
かりそめ
)
に
援
(
と
)
りける筆ながら、なかなか口には
打出
(
うちいだ
)
し難き事を
最好
(
いとよ
)
く書きて
陳
(
つづ
)
けも
為
(
せ
)
しを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
往年(さいつとし)の例文をもっと
(1作品)
見る
さきのとし
(逆引き)
往年
(
さきのとし
)
、
鬼怒川
(
きぬがわ
)
水電水源地工事の折、世に
喧伝
(
けんでん
)
された
状況
(
ありさま
)
を幾層倍にして、今は大正の聖代に、
茲
(
ここ
)
北海道は
北見
(
きたみ
)
の一角×××川の上流に水力電気の土木工事場とは
表向
(
おもてむき
)
、監獄部屋の
通称
(
とおりな
)
が数倍判りいい
監獄部屋
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
往年(さきのとし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“往年”の意味
《名詞》
往 年(おうねん)
過ぎ去った昔。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“往”で始まる語句
往
往来
往々
往來
往時
往生
往昔
往還
往復
往古
“往年”のふりがなが多い著者
羽志主水
尾崎紅葉
司馬遷
木下尚江
徳冨蘆花
清水紫琴
吉川英治
長塚節
薄田泣菫
泉鏡花