“援”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たす74.8%
たすけ6.5%
5.7%
すく5.7%
3.3%
すくい1.6%
えん0.8%
すくひ0.8%
ひい0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵の出で来るを恐れては勿々なかなか軍はなるまじ、その上に延々のびのびとせば、横山つい攻落せめおとさるべし。但し此ほかに横山をたすけんてだてあるべきや。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
父と子と聖霊の名によって、我れヘンリーはこの大英国の王冠と御代とを、わが正しき血、恵みある神、親愛なる友のたすけ
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いてわれ汝に、汝の機嫌が向おうが向くまいが、今汝が居る処に永く留まれと命じ、兼ねて上帝が汝を詛いしところのものを以て汝を
追撃して高陽附近に至る頃明将楊元新手を率いて来りすくった。李如松も之に力を得、部将李如柏、李如梅、李寧等もいずれも自身剣を執って戦った。
碧蹄館の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
しやうめいくるのにはすなは其家そのいへわすれ、ぐんのぞんで約束やくそくすればすなは其親そのしんわすれ、(一六)枹鼓ふこることきふなればすなは其身そのみわする。
まして段々と風波が募って、定基の妻が日に日にいじめられるようになっては、右衛門に対してすくいを求めるように何等かのことをしたかも知れない。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
尾藤孝肇びとうかうてう曰ふ、律義りちぎとはけだちよくにして信あるを謂ふと。余謂ふ、孤城をえんなきに守るは、谷中將の如くば可なりと。嗚呼中將は忠且つ勇なり、而して孝其のうちに在り。
そこで天下の麦酒樽漬のキヤベツの好な人達に檄を飛ばしてすくひを求める。寄語す。天下の義士よ。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
中央メラネシアの或島民は、人殺に往く前に自分の守護鬼の名をひいて敵手を詛ふ。
詛言に就て (旧字旧仮名) / 南方熊楠(著)