“たす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タス
語句割合
扶35.2%
助28.4%
援15.2%
救6.3%
輔3.3%
佐2.1%
資1.5%
幇1.3%
祐1.3%
翼0.7%
補0.7%
授0.5%
賛0.5%
助長0.3%
佑0.3%
相0.3%
拯0.2%
亮0.2%
便0.2%
弼0.2%
應援0.2%
扶助0.2%
救恤0.2%
毗0.2%
生0.2%
田鋤0.2%
補助0.2%
贊0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「扶(たす)け給え」と、悲鳴をあげながら、皇甫嵩の前へひれ伏したが、ひとりの兵が跳びかかったかと見るまにその首はもう落ちていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助(たす)けするのが私の義務(ぎむ)だと思いましたから前にいる子供らを押(お)しのけようとしました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
呉傑(ごけつ)、平安(へいあん)は、盛庸(せいよう)の軍を援(たす)けんとして、真定(しんてい)より兵を率いて出(い)でしが、及ばざること八十里にして庸の敗れしことを聞きて還りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
農奴として斬らるべき運命の身を救(たす)けられて、多景島までかくまわれ、ここで弁信に托して一命の安全を期し得たのは、つい先日のこと。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これ豈(あ)に学問の独立を謀る所以の道ならん哉(謹聴、喝采)。顧(おも)うに、皇家を輔(たす)け天下の学者を優待するは、内閣諸君の責なり。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)
「天皇を佐(たす)けて天の下を定めたまふ。毎(つね)に侍(つかへ)執(まつり)たまふ際に於いて、輒(すなは)ち言(こと)政事に及びて、毗(たす)け補ふ所多し」と記してある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
むかし、あるところに老婆がありましたが、一人の禅僧に庵を建ててやり、衣食を送って修業を資(たす)けておりました。二十年間それを続けました。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
遊女などに酒興を幇(たす)けさしていたのを、やがてその踊子を用ゆるに至った、それがつまり女芸者の起りだ。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
「顓頊(せんぎょく)道ならず、我が后(きみ)に抗し、我が后は自らこれに天罰を加えるために、郊で戦われたが、天は徳を祐(たす)けず、我が軍隊は敗走致しました……」
不周山 (新字新仮名) / 魯迅(著)
加ふるに三絃の発明ありてより、凡(すべ)ての趣味の調ふに於て大に平民社界を翼(たす)け、種々の俗曲なるもの発達し来れり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
兄を補(たす)けるにしても補けやうは幾らでもある。自分自身新らしい運命を拓くにも幾らでも方法がある。果して下宿屋が最善の方法か。是等の疑問には答へる事は出來なかつた。
押川 御自分では経験もないしするから、つまり、僕の事業を授(たす)けながら……。
雅俗貧困譜 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
農は神の直参(じきさん)である。自然の懐(ふところ)に、自然の支配の下に、自然を賛(たす)けて働く彼等は、人間化した自然である。神を地主とすれば、彼等は神の小作人である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
不斷此フフンといふ氣を助長(たす)けて居た。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「天の佑(たす)けだ。天冥の加護わが軍にあり」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(礼にそむくわけには行かない。しかし、無道の人に招かれて、たとい一日たりともこれを相(たす)けるのは士の道でない。況んや策を以て乗じられるに於てをやである。)
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「世(よ)の人々(ひとびと)の御主(おんあるじ)よ、われをも拯(たす)け給(たま)へ。」此世(このよ)の御扶(おんたすけ)も蒼白(あをじろ)いこのわが罪業(ざいごふ)は贖(あがな)ひ給(たま)はなかつた。わが身(み)は甦生(よみがへり)の日(ひ)まで忘(わすれ)られてゐる。
「幼児(をさなご)の御主(おんあるじ)よ、われをも拯(たす)け給(たま)へ。」このかた、かた、いふ木札(きふだ)の音(おと)が、浄(きよ)い鐘(かね)の音(ね)の如(ごと)く、願(ねが)はくは、あなたの御許(おんもと)までも達(とゞ)くやうに。頑是無(ぐわんぜな)い者(もの)たちの御主(おんあるじ)よ、われをも拯(たす)け給(たま)へ。
「帝は万物の霊を生じ、これをして天功を亮(たす)けしむ、所以(ゆえ)に志趣は大にして、神(しん)は六合(りくごう)の中に飛ぶ」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
氏の『巫来(マレー)群島篇』に図せるごとく、その四足に非常に大きな蹼(みずかき)あり、蹼はもと水を游(およ)ぐための器だが、この蛙はそれを拡げて、樹から飛降を便(たす)くという(第二図)。
刑律は教(おしえ)を弼(たす)くる所以(ゆえん)なれば、凡(およ)そ五倫(ごりん)と相(あい)渉(わた)る者は、宜(よろ)しく皆法を屈して以(もっ)て情(じょう)を伸ぶべしとの意により、太祖の准許(じゅんきょ)を得て、律の重きもの七十三条を改定しければ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
マーキュ おい、應援(たす)けてくれ、ベンヺーリオー。智慧(ちゑ)の息(いき)が切(き)れるわ。
と、多治見の郎党は扶助(たす)け合い、面(おもて)もふらず斬り立てた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
廩米(くらまい)がお蔵にある限りはそれでお救恤(たす)けも願われるけれど、日頃お恨みがあられるにしても木曽家に向かって突然にも戦(いくさ)をいどまれたそのために
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「天皇を佐(たす)けて天の下を定めたまふ。毎(つね)に侍(つかへ)執(まつり)たまふ際に於いて、輒(すなは)ち言(こと)政事に及びて、毗(たす)け補ふ所多し」と記してある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「醜類(しゅうるい)の面々、一匹も生(たす)けおくな。その妻子眷族(けんぞく)も、見せしめのためすべて刑に梟(か)けよ」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丸鑿(まるのみ)と金槌(かなづち)と砿石(いし)を入れる革袋を持ち毎日暗いうちから山へ登って行く、それを送りだしてからお豊は姑(しゅうとめ)のお常(つね)と雇男の助三郎(すけさぶろう)を相手に、野良へ出て百姓の荒仕事にかかるのだ、田鋤(たす)きにも植付にも
藪落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私を補助(たす)ける役目である火夫が魔法にでもかかったように消えて失くなり、私の背後には、二百名からの旅客が、狂速力で確実に死の方へ驀進しているということを夢にも知らずに
凡そ天地の生生化育の作用を贊(たす)け、又は人畜の福利を増進するに適當するの事を爲すのが即ち植福である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)