“罪業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざいごう87.8%
ざいごふ7.3%
つみ4.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさに、人間界にとって、幕府とは、人間苦、人間悪を、限りなく作り出してゆく罪業ざいごうの根源地——罪の府というも過言ではない。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人々ひとびと御主おんあるじよ、われをもたすたまへ。」此世このよ御扶おんたすけ蒼白あをじろいこのわが罪業ざいごふあがなたまはなかつた。わが甦生よみがへりまでわすれられてゐる。
おお、まアそれではあのお部屋は、十年間閉扉あけずの間か! ……さすが悪漢毒婦にも、罪業つみを恐れる善根が、心の片隅に残っていたそうな。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)