“罪悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:罪惡
読み方割合
ざいあく66.7%
つみ25.0%
あしき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまりの孤独、消しきれない罪悪ざいあく、迫りくる恐怖戦慄きょうふせんりつ、——その苦悶くもんのために気が変になりそうだ、恐ろしかった。
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
歴史と伝説いいつたえ罪悪つみ栄誉ほまれとで、長年蔽われていたこの屋敷には、主人夫婦や寄宿人かかりうどや、使僕めしつかいや小作人の家族たちが、三十人近くも住んでいるのであった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すべて、私念わたくしといふ陋劣さもしい心があればこそ、人間ひと種々いろいろあし企画たくらみを起すものぢや。罪悪あしきの源は私念わたくし、私念あつての此世の乱れぢや。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)