“企画”のいろいろな読み方と例文
旧字:企畫
読み方割合
きかく45.5%
もくろみ18.2%
プラン18.2%
くわだて9.1%
たくらみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思いきや、世乱風騒せらんふうそうのここ幾年を経てみれば、かれの独りえがいていた良心の企画きかくは、みなその反対な現実を築造していた。そして心ひそかに
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は、初めからせがれ企画もくろみを賛成してはゐなかつた。忰が生涯を捧げようとまでしてゐる理想に対しても、たゞ、ほんの若い者の気紛きまぐれ位にしか考えてゐなかつた。父は二言目にはよく
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
モスクワの科学翰林院アカデミーは、第二次五カ年計画期間中における文化的国家事業として、三つの企画プランをあげ、国民教育省ナルコムプラスおよび国家計画委員会ゴスプランを通じて中央委員会に提出し
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この時代に於てこの着眼はすこぶる聡明であると云わねばならぬ。が、彼の企画くわだては不幸にも失敗に終った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すべて、私念わたくしといふ陋劣さもしい心があればこそ、人間ひと種々いろいろあし企画たくらみを起すものぢや。罪悪あしきの源は私念わたくし、私念あつての此世の乱れぢや。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)