“くわだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
82.8%
企図6.9%
企圖3.4%
企画3.4%
3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おな不正ふせいくわだてるのならば、百三十六麻雀牌マアジヤンパイ背中せなかたけ木目もくめ暗記あんきするなどは、その努力感どりよくかんだけでもぼくにはむし氣持きもちがいい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
敬太郎はこの企図くわだてもまた例によって例のごとく、突き抜けずに中途でおしまいになるのかも知れないと思って少し失望しながら蔵前くらまえまで来た。するとやっとの事で尋ねる商売のうちが一軒あった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その航路かうろりて支那海シナかい印度洋インドやう方面はうめんすゝみしにあらずやとのうたがひあり、もとより今回こんくわい企圖くわだて秘中ひちう秘事ひじにして、到底たうてい測知そくちきにあらざれども
この時代に於てこの着眼はすこぶる聡明であると云わねばならぬ。が、彼の企画くわだては不幸にも失敗に終った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
王侍御はそのくわだてを知ってひどく心配したがどうすることもできなかった。ある夜王侍御が早く寝た。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)