“だく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
56.4%
20.0%
10.9%
駄句9.1%
3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵はそれにだくか否かを答えるよりも、あのどじょうひげの——青木丹左という者の成れの果てを思いもかけず、思いっていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老人はそれを見ると、初めて老年としよりの偉さを皆に見せつける事が出来たやうに、咽喉をころころ鳴らしながら、だくを踏むやうなあしつきで前を通つて往つた。
弥八 さあど奴もこ奴も命をフンだくってやるから出てこい。さあ。(ギロギロ見廻し)畜生、みんな隠れやがったな。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
辭令に巧みな壯語男爵後藤遞相を送り、駄句だく子爵岡部法相を送つた北海道は、今また伊藤公爵と韓太子とを迎へた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「伊三郎の惡るだくみを、今度はあつしが繪解をしませうか」