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跑
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だく
ふりがな文庫
“
跑
(
だく
)” の例文
「とにかく、花房で当分練習してみるといい。花房なら胴が細いから脚も締まるし
跑
(
だく
)
もよくやるし、きっとおまえの気に入ると思うから」
恐怖城
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
老人はそれを見ると、初めて
老年
(
としより
)
の偉さを皆に見せつける事が出来たやうに、咽喉をころころ鳴らしながら、
跑
(
だく
)
を踏むやうな
歩
(
あし
)
つきで前を通つて往つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
宿を出るときはまだ暗かったが、
瑞巌寺
(
ずいがんじ
)
のあたりで明けはじめ、高城川を渡るときには日が昇った。かれらは
跑
(
だく
)
で馬を進め、十時には志田郡の平渡へ着いた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その内にまず独で乗ることも出来るようになったが、或る時葛岡という馬に乗った時に、急に
跑
(
だく
)
を以て駈出した。私は未だ鞍が固まらぬから非常に驚いて今にも落るかと思ったが、
辛
(
やっ
)
と免れた。
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
十二三頭馬乘り入れて來りけりこの
跑
(
だく
)
を見よと少年騎馬隊
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
牛は
練
(
ね
)
りあし、馬は
跑
(
だく
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
そして近づく馬の
跑
(
だく
)
。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
正勝は浪岡に
跑
(
だく
)
を踏ませて、
楡
(
にれ
)
の木のある斜面を雑木林の谷のほうへ下りてくるところだった。右手には猟銃を持って、手綱は左手で
捌
(
さば
)
いていた。
恐怖城
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
十二三頭馬乗り入れて来りけりこの
跑
(
だく
)
を見よと少年騎馬隊
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
牛は
練
(
ね
)
りあし、馬は
跑
(
だく
)
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
伝平が家にいるときには、伝平はいつでも、馬を庭へ
牽
(
ひ
)
き出して、
跑
(
だく
)
を踏まして見せては高木を欣ばして帰した。
馬
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
あなと、
昏
(
くら
)
めば、
後
(
しりへ
)
より、
戞戞戞
(
かつかつかつ
)
と
跑
(
だく
)
ふませ
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雨ならば
金糸
(
きんし
)
の小
蓑
(
みの
)
、日には
跑
(
だく
)
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
跑
部首:⾜
12画
“跑”を含む語句
跑足
跑踞
跑馬