“楡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にれ94.4%
エルム4.2%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が何と云うきのこかと尋ねると、これはにれの木に生えるものですと答えた。少し分けてくださいと頼むと、気持よく承知してくれた。
月夜のあとさき (新字新仮名) / 津村信夫(著)
馬を洗う音や、曲奏の大喇叭チューバの音。エルムの新芽の鮮緑がパッと天幕に照りはえ、四月の春の陽がようやく高くなろうとするころ、サーカスのその日の朝が目醒める。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それは、柳、胡桃くるみ、桃、檜その他日本に見られない樹の種類の大木がある。それからその下に美しい銀砂ぎんさが厚く敷いてある。そうしてそこで一問答が終りますと
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)