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エルム
ふりがな文庫
“エルム”の漢字の書き方と例文
語句
割合
楡
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楡
(逆引き)
馬を洗う音や、曲奏の
大喇叭
(
チューバ
)
の音。
楡
(
エルム
)
の新芽の鮮緑がパッと天幕に照りはえ、四月の春の陽がようやく高くなろうとするころ、サーカスのその日の朝が目醒める。
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
植物園や
円山
(
まるやま
)
公園や大学構内は美しい。
楡
(
エルム
)
やいろいろの
槲
(
かしわ
)
やいたやなどの大木は内地で見たことのないものである。芝生の緑が柔らかで鮮やかで
摘
(
つ
)
めば汁の実になりそうである。
札幌まで
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「先生、札幌はいいです。あかしやがいい。大通りの中に花畑があって、子供が遊んでいて、実際美しかったですよ。東京よりいいです。それに大学や植物園の
楡
(
エルム
)
がいいです。素敵。」
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
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