“にれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.6%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くまが出たんだよ。にれの木の上の林から放牧場のほうへ、のそのそと出てくるのがはっきりと見えたんだ。一緒に行ってくれないかね」
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
栂や栗、柳、松、櫻、杏、桃、梅、椎の木やにれの木、そんなのが何でもあるのでせうが、山を越えても越えても美しい樹が續いてゐます。
大島行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
そんぢよそこらの百貨店デパートメント・ストアや小売店は、牛がにれをかむやうに、山県やまがた公が擂餌すりゑを食べるやうに、よくこの話しを噛みしめて貰ひたい。