“百貨店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
デパート23.1%
マガザン23.1%
デパートメントストア15.4%
マーケット15.4%
デパアトメント・ストア7.7%
デパートメント7.7%
デパートメント・ストア7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ二三年前の東京お目見えなので、何処どこの佃煮屋漬物店にもとは普及していないが、百貨店デパートへの卸元が同一の為めか、何店どこにもあるようだ。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
パリではブルヷールの大きい百貨店マガザンの売子たちもいちように、気の利いた白の小さいカラーとカフスつきの黒いなりだった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
今一つこれも全国的に名を知られている或る百貨店デパートメントストアでは、地震後の東京を見限らずに、かえって大拡張をする方針を取った。
百貨店マーケットの屋上のように寥々りょうりょうとした全生活を振り捨てて
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
馴染の酒店バア珈琲店カツフエは派手な百貨店デパアトメント・ストアと一緒にワルツでも踊るやうに陽気に頭の中を過ぎて往つたが、教会らしいものの影は見えなかつた。
と言うのは、ぐそばの百貨店デパートメントの窓飾の中から飛出したような、可愛らしい女の子です、浅いえんじ色の外套に同じ色の帽子、いかにも健康らしい、身体からだ中にバネが入っているよう。
眠り人形 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
そんぢよそこらの百貨店デパートメント・ストアや小売店は、牛がにれをかむやうに、山県やまがた公が擂餌すりゑを食べるやうに、よくこの話しを噛みしめて貰ひたい。