“百獣店”の読み方と例文
読み方割合
ももんじだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふくべ先生は、果たしてこの奇なる景観にうたれたとみえて、やがて百獣店ももんじだなの一軒へ、ずッと寄って行ったかと思うと、その店先へ腰をおろした。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわてて百獣店ももんじだなを出た源内は、七、八間ほど走りだすと、先へゆく二人づれの後ろへ
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百獣店ももんじだなから追ってきた源内は、とんだよいみちづれを見つけた気で、緩々かんかんたる歩調とのどかなあるきばなしに、木曾風俗の漫評まんぴょうや、御岳山おんたけさんの裏谷で採った薬草の効能や、そうかと思うと、近頃
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)