“御岳山”のいろいろな読み方と例文
旧字:御嶽山
読み方割合
おんたけさん62.5%
みたけさん37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現に、この福島から、上松に至るの間には木曾のかけはしがある、御岳山おんたけさんがある、御岳の鳥居が見える。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
百獣店ももんじだなから追ってきた源内は、とんだよいみちづれを見つけた気で、緩々かんかんたる歩調とのどかなあるきばなしに、木曾風俗の漫評まんぴょうや、御岳山おんたけさんの裏谷で採った薬草の効能や、そうかと思うと、近頃
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大菩薩峠を下りて東へ十二三里、武州の御岳山みたけさんと多摩川を隔てて向き合ったところに、ゆずのよく実る沢井という村があります。
小仏の背後に高いのが景信山かげのぶやまで、小仏と景信の間に、遠くその額を現わしているのが大菩薩峠のみねであります。転じて景信の背後には金刀羅山こんぴらやま大岳山おおたけさん御岳山みたけさんの山々が続きます。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)