“御山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやま52.8%
おやま41.7%
みせん2.8%
オヤマ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日光の御山みやまを取りまいて、四十里の区域に、お関所を打たねばならぬ。用材、石、その他を輸送する駅伝の手はずもきめねばならぬ。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「豆腐屋の癖に西郷隆盛のような顔をしているからおかしいんだよ。時にこう、精進料理しょうじんりょうりじゃ、あした、御山おやまへ登れそうもないな」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御山みせんの神聖を守護して不浄の凡俗のこれに近づくを戒め、しばしば奇異を示して不信者の所業を前もってつつしましめようとしていた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
秋田の御山オヤマ囃しを参考に考へて見れば、かう言ふ風になつて行く径路は察せられます。其が性質をつきとめて来ると、座敷踊りになつて残るのは知れたことです。
東北民謡の旅から (新字旧仮名) / 折口信夫(著)