“みやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミヤマ
語句割合
深山77.1%
御山17.4%
見惱1.8%
深山鳥1.8%
三山0.9%
忠実0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつはりではけれどくすとはなにを、デハわたしからまをしませう深山みやまがくれのはなのおこゝろひさして莞爾につことすれば、アレわらふてははぬぞよ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「あなたは、この金剛寺へは、初めてのおもうでか。そしてこの御山みやまの歴史について、山僧から何もまだお聞きになっていないのか」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弱肩よわがた藤衣ふぢのやつれに見惱みやまひて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
秋深く木の実の熟するころにでもなると、幾百幾千のつぐみ獦子鳥あとり深山鳥みやま、その他の小鳥の群れが美濃方面から木曾の森林地帯をさして、夜明け方の空を急ぐのもその十曲峠だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
三山みやまという華族さんの家に起った事件でございまして、闇から闇に葬られましたものの、当時之が発表されていましたら、相馬事件以上に問題になったこっちゃろうと思うとります。
「喜八郎まも今っから苦労をおせるで、忠実みやましい人におなりるら! どうしたって人間は他人様の飯を食べて見にゃみやましいものにはなれんでなむ!」
夏蚕時 (新字旧仮名) / 金田千鶴(著)