“獦子鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あとり83.3%
アトリ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……お嬢さん、奥方たち、婦人の風采ふうさいによつては、鶯、かなりや、……せめて頬白、獦子鳥あとりともあるべきところを、よこすものが、木兎か。……あゝ人柄が思はれる。
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
獦子鳥あとりや鶸が木の葉の如く西風に吹き飛ばされんとしつゝある。自分は此種の渡り鳥が殘酷なかういふ風に吹かれる爲めに何を求めて態々此地に來たであらうかと疑ひたくなる。
教師 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
片照りの木むらに群るゝ 獦子鳥アトリのさやぎ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)