“さんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
散々89.1%
三山2.2%
惨々2.2%
散三2.2%
散散2.2%
縷々2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嘘もけばこびも献じ、散々さんざんなことをして、藩の物をただ取ろう/\とばかり考えて居たのは可笑おかしい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
毎夜、一旦、ここへ集まって踊りの音頭を揃えた連中が、散々さんざんに踊り抜いて、おのおのその土地土地へ踊りながら帰る。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
父は三山さんざん蔵王山ざわうさんあたりを信心して一生四足しそくを食はずにしまつた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
いまでも行ってみれば、眼のあたり分かる通り、幕末から維新当時にかけて増上寺の境内や数ある徳川霊廟の境内は、匡賊に類した武士や贋武士のために、惨々さんざん掠奪りゃくだつを蒙っている。
増上寺物語 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
この天人の画は椿岳の名物の一つに数えられていたが、惜しいかな羽目板だから破損したかあるいは雨晒あまざらしになって散三さんざんになってしまったろう。
其処そこ多勢おほぜいの義士が誘ひに来て散散さんざんに辱めた上飽迄あくまでも躊躇して居るキニゼイに告別して行つて仕舞しまふと、キニゼイ先生もつひに決心して許嫁いひなづけ突除つきのけ同志のあとを追つてく。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
出るにつけても、母親はひとりで気をもんで、「旦那だんな様というものは奥様次第でどうにでもなる、と言っては済まないが」から、「御奉公は奥様の御機嫌きげんを取るのが第一だ」まで、縷々さんざん寝物語に聞かされました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)