“飽迄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あくまで95.7%
あくま4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは因縁こそ実に尊(とうと)くそれを飽迄(あくまで)も大切にすべきものだと信じて居(お)ります。其処(そこ)に優しい深切(しんせつ)な愛情が当然起(おこ)るのであります。
空は飽迄(あくまで)灰色であった、三尺許(ばかり)上は灰色の厚い布で張詰られているような気がした。外へ出たが誰を探(たず)ねて見ようという考えは別になかった。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
海は、さながら、鏡の面(おもて)に息を吹きかけて、曇った程にしか見られない。彼の、北国(ほっこく)の海の上を走るような、黒い陰気な雲の片影すらなかった。曇っても飽迄(あくま)で明るい瀬戸内海は女性的である。
舞子より須磨へ (新字新仮名) / 小川未明(著)