惨々さんざん)” の例文
旧字:慘々
いまでも行ってみれば、眼のあたり分かる通り、幕末から維新当時にかけて増上寺の境内や数ある徳川霊廟の境内は、匡賊に類した武士や贋武士のために、惨々さんざん掠奪りゃくだつを蒙っている。
増上寺物語 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)