“惨禍”の読み方と例文
読み方割合
さんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惨禍さんかは大きかったけれど、もうそれにもいつしか慣れてしまって、始めの大袈裟おおげさな恐怖や不安がすこし恥かしくなる頃であった。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
きのうから眠り病の惨禍さんかを、まざまざと見せつけられているし、それが何者かの大陰謀だとあっては、なおさら聞きずてならぬことだった。
睡魔 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
げに人生の苦痛惨禍さんかは、幕一重のかなたなる永生を以てせずしては根本的に慰められ得ない。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)