“突除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきの85.7%
つんの14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其他そのほか一團いちだん賤劣せんれつなる下等船客かとうせんきやくで、自己おのれ腕力わんりよくまかせて、突除つきの蹴倒けたをして、我先われさきにと艇中ていちう乘移のりうつつたのである。
泥だらけの手足を躍らして小犬のように跳ね上ると、玄関の式台へ泥足のまま駈け上って、栗野博士を突除つきのけながら、澄夫の袴腰はかまごしにシッカリと抱き付いた。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
婆「何故遣るたっても遣らない様に仕ようと思うと、突除つんのけて行って、とめても留らぬから仕様がないだ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)