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突除
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つきの
ふりがな文庫
“
突除
(
つきの
)” の例文
其他
(
そのほか
)
一團
(
いちだん
)
の
賤劣
(
せんれつ
)
なる
下等船客
(
かとうせんきやく
)
で、
自己
(
おのれ
)
の
腕力
(
わんりよく
)
に
任
(
まか
)
せて、
他
(
た
)
を
突除
(
つきの
)
け
蹴倒
(
けたを
)
して、
我先
(
われさき
)
にと
艇中
(
ていちう
)
に
乘移
(
のりうつ
)
つたのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
泥だらけの手足を躍らして小犬のように跳ね上ると、玄関の式台へ泥足のまま駈け上って、栗野博士を
突除
(
つきの
)
けながら、澄夫の
袴腰
(
はかまごし
)
にシッカリと抱き付いた。
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
其処
(
そこ
)
へ
多勢
(
おほぜい
)
の義士が誘ひに来て
散散
(
さんざん
)
に辱めた上
飽迄
(
あくまで
)
も躊躇して居るキニゼイに告別して行つて
仕舞
(
しま
)
ふと、キニゼイ先生も
終
(
つひ
)
に決心して
許嫁
(
いひなづけ
)
を
突除
(
つきの
)
け同志の
後
(
あと
)
を追つて
行
(
ゆ
)
く。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
人殺しと云うは惠梅を殺した事を
訴人
(
そにん
)
すると心得ましたから、人を殺し又悪事を重ねても
己
(
おのれ
)
の罪を隠そうと思う浅ましい心からおやまを
遣
(
や
)
っては成らぬと山之助を
突除
(
つきの
)
けて土間へ
駈下
(
かけお
)
り
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其手を取て
突除
(
つきの
)
けつゝ
見相
(
けんさう
)
變
(
かへ
)
て忠兵衞さん扨は其朝長庵が傘をもさゝず天神樣の
裏門前
(
うらもんまへ
)
にて
逢
(
あは
)
れし時口
利
(
きか
)
れたは
確乎
(
たしか
)
な
證據
(
しようこ
)
夫程證據の有事をなどて今日迄
包
(
つゝ
)
まれしや情なき忠兵衞殿
無念々々
(
むねん/\
)
と
齒噛
(
はがみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
銀平は何思いけん、
勢
(
いきおい
)
に乗る八蔵を取って
突除
(
つきの
)
けずいと立ち
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張