“機嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きげん99.6%
ごきげん0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「バケツさん、どうぞご機嫌きげんようおらしなさい。」と、ねずみはわかれをげて、ふたたびさびしい町裏まちうらほうしてかけました。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今は誰一人源を振返って見るものがないのです。殿下は御機嫌きげん麗しく、人々に丁寧な御言葉を賜りまして、御車に召させられました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「さようなら。ご機嫌ごきげんよう。」と、あとに、ただひとりのこされたへいのアネモネはいって、おつ見送みおくりました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)