“機嫌能”の読み方と例文
読み方割合
きげんよく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふるひて云直いひなほしければ年は取ても女の事故ことほか機嫌能きげんよく緩々ゆる/\彦兵衞に馳走なし前々の通り懇意こんいに出入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
させ申さんと云所へ相長屋あひながやの勘太郎立歸り路次の開しを幸ひに直と入るを見て家主勘兵衞は莞爾々々にこ/\と笑ひかけ勘太郎殿何所へ行れしやなどと何の咎もなく機嫌能きげんよくはなしながらうちに入るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
付ざればもらうて呉る人もなし又もらちゝに行度にも初めの程は機嫌能きげんよくのませて呉し家にても今日は用事で他行たぎやうせり今朝けさから風邪ふうじや心地こゝちにてちゝの出樣も少なく成うちの子にさへ飮足らねば御氣の毒だとことわりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)