“ごきげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御機嫌94.8%
御気慊2.1%
御嫌機1.0%
御気嫌1.0%
機嫌1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おやこつちのおとつゝあん、しばらくでがしたねどうも、御機嫌ごきげんよろしがすね」おつたはそら/″\しいほどつてかはつた調子てうしでいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『お衣服めしをお着更きかへになつてから召上めしあがつたら如何いかゞ御座ございます。』とふさは主人の窮屈さうな様子を見て、恐る/\言つた。御気慊ごきげんを取るつもりでもあつた。何故なぜ主人が不気慊ふきげんであるかもほゞ知つて居るので。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
此通このとほ謝罪あやまりますほどに、うぞゆるあそばして、いつものやう打解うちとけたかほせてくだされ、御嫌機ごきげんなほしてくだされとぶるに、さては左樣さうかとすこれて、れならば其樣そのやう
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「まア、いい御気嫌ごきげんね、ホホッ」
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「さようなら。ご機嫌ごきげんよう。」と、あとに、ただひとりのこされたへいのアネモネはいって、おつ見送みおくりました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)