トップ
>
ちりぢり
ふりがな文庫
“ちりぢり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
散々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
散々
(逆引き)
乱箱
(
みだればこ
)
に
畳
(
たた
)
んであった着物を無造作に
引摺出
(
ひきずりだ
)
して、上着だけ
引剥
(
ひっぱ
)
いで
着込
(
きこ
)
んだ
証拠
(
しょうこ
)
に、
襦袢
(
じゅばん
)
も羽織も
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
を
辷
(
すべ
)
って、
坐蒲団
(
すわりぶとん
)
の
傍
(
わき
)
まで
散々
(
ちりぢり
)
のしだらなさ。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それはほんの
寸刻前
(
いましがた
)
のことで、今はもうこの店の間には、捕り方も湯治客もいなかった。捕り方は奥へ走り込み、湯治客たちは
散々
(
ちりぢり
)
に逃げたからであった。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
総隊は、さて列を解き
散々
(
ちりぢり
)
となって所定の位置に着くと、第一の牛が放される。牛は暗闇から急に
眩
(
めくら
)
むような明るい砂地に引き出されてはなはだ当惑の
体
(
てい
)
。
ノンシャラン道中記:06 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ちりぢり(散々)の例文をもっと
(39作品)
見る
検索の候補
さんざ
さんざっ
さんざん
さん/″\
ちら/\
ちり/″\
ぢりぢり
ばらばら